繰り返される当たり前の日常から逃げ出したくなる事は誰にでもあるのではないだろうか。
あとがきで著者がこんな事を言っていた。

私だけじゃなかったんだ。
私もどこか遠くへ行きたくなる時がある。
南の島の、どこまでも青い空が続く暖かい場所がいいな。
暮らせるくらいのバイトをしながら、のんびりと毎日を過したい。

この本は順風にOL生活を送っていた主人公が少しづつ日常を狂わせていって、最後には自分を見出すまでの話。
ありがちなOL生活を描いているのに、この人の手に掛かると切り口が違う。面白い作家さんだ。
パイナップルの彼方が匂いまで想像出来たのが自分でも不思議だった。

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