敬老の日

2010年9月21日 BA-chan
・・は、前日だったが、BA=chanを連れて墓参りに。
末っ子ちゃんは保育園で見てもらっていたので、今回は楽だった。
子供一人に大きな子供一人では、気が疲れるのだ。

たった3段の石段を登るのにもふらふら、だが手を繋いであげればまだ大丈夫だ。

最近は私の苗字を忘れていたり、今日もなぜか、元気な姉が墓の中に入っている事になっていた。
(後で違うよ!って言ったら、あぁ、そうだった、怒られちゃうね、なんて言ってたけど。)

90でもピンピンしている人もいるし、70ですっかり呆けてしまう人も居る。

うちのBAchanは元気な方だろう。

「もう、来年は来れないかもしれない。連れて来てくれてありがとう。」

そんなコトバ一つでとても嬉しかった。

来年はおぶってきてあげるよ、なんて冗談言ったら、しわくちゃの顔で笑ってくれた。

終の棲家

2009年11月11日 BA-chan
祖母の新しい老人ホームへの引越しが終わった。

私と弟の住む市内の、田んぼの真ん中に建つキレイな施設です。

今度は車で行けば15分かからない。気になった時にいつでも顔を見に行ける。



1年弱過ごした高専賃を離れて、ヘルパーさんや入居者の方達とのお別れは辛かっただろう。

「ここを出るなら死んだ方がマシ!殺す気か!!」
と恐ろしい形相で私に暴言を吐いていたおばあちゃんは、引越しの1週間ほど前から持ちがコロッと切り替わっていた。

ヘルパーさんの一人がどうやら「お孫さん達も事情があるから、協力してあげてね。老いては子に従えって言うしね。大変だけど・・。」
と彼女を諭して下さったらしく・・・。

ありがたいなぁ、と思う反面、どうして家族には辛く当たって他人の言う事は聞くの!? と複雑な心境です。



先方は日当たりの良い部屋が空いたから、と景色の良い部屋を用意してくれた。

おばあちゃんはこちらの心配を裏切って、故郷を思い出す、と言いながら眺めを楽しんでくれて 暖かいから上着も要らないね、と喜んでいるようだ。

しばらく慣れるまで面会に通うつもり。こちらのホームはレクリエーションもやってくれているから、今度は何か趣味でも見つけてくれると良いな。







以心伝心

2009年10月24日 BA-chan
自然と伝わってしまうのね。

オムツとバイバイ出来たはずなのに、今日はお洗濯のパンツが4枚。

子供に隠し事は出来ないね。
ゴメン。
頭のスイッチの切り替え、きちっとしないとね。


ばーちゃんの特養ホームへの入居は予想通り難航していて

どう上手い方向へ導こうか それが頭から離れない。




今日は現在の施設の責任者にマナーとして 現状を伝えてしまった。

”しまった”というのは 私が向こうの仕事を理解していなかった事だ。

空き部屋が出来るというのは経営にマイナスなのであって

にこやかに「あぁ、それは良かったですね!」なんて送り出してくれるなんて

そんな訳ないのだ。


「折角慣れてこられたのですから、こちらも全力でサポートしますので

おばあさまのご意志を尊重された方が・・・。」

尊重、それは大事。

けれど、その前に私が破産してしまうんだよ。





ほんとに?

2009年10月2日 BA-chan
3ヶ月前に祖母の入所申し込みをした施設から留守電にメッセージが入っていた。

書類に不備でもあったのかな?
それにしても、連絡が遅すぎるけど。
まさか、130人待ちの特養ホーム、まさか、ね・・。

とりあえず連絡をしてみると、

”まだ部屋が空いたという状況では無いが、今のおばあさんの生活について面談したい”と。

どうやらこちらの実状からして、優先順位がかなり上の方の様だ。

言葉を濁すのが歯がゆいが、面談次第という事だろうか。

まだ喜ぶには早いが、空き部屋が出るまで待つとしても、もしかしたら数年以内には入所出来るかも?

だとしたら、非常に助かる。

今の施設ではおばあちゃんの年金では足りず、貯金を切り崩しているのだから。

それにしても、こんなに早く連絡を貰えるなんて夢にも思っていなかった!




先週から今週にかけて3箇所の特養ホームの見学をしてきた。

Aホーム★
  老舗の雰囲気のある施設。
  建物は新しくないが、スタッフの方は親切に応対してくださった。お忙しいの  に時間を割いてくださって恐縮ですm(__)m。
  自然豊かな森の中、というか回りに何も無い。
  静かで良いかもしれないが、買い物に連れ出すには不便。
  
  待機者数・・120人!

Bホーム★
  まだ新しい建物、ロビーはお高い老人ホームのように絨毯が敷かれ、熱帯魚が  高そうな水槽で泳いでいた。
  うちのばーちゃんは、かえって落ち着かないのでは?「金取られそう」とか   妄想がさらに膨らみそうだ。

  車で少し走ればスーパーやコンビニまで行ける。実家からも近い。

  待機者数・・200人!!

Cホーム★
  増設を繰り返して100床もあるホームとなったらしい。
  担当の方がわざわざ施設内全てを見学させてくださった。
  入れる見込みも無いのに親切に応対してくださって 頭が下がる。
  個室ユニットは廊下の電気が消してあり、談話室が唯一明るく蛍光灯が付いて
  いたので「明るいですね」と話すと、お年寄りたちは明るすぎる場所を
  嫌うそうである。
  「もったいない!!」と消されてしまうらしい(笑)。
  見習うべきかもしれない。
  個室料が他より割高だった。大部屋ではあの頑固ばーさんはますますガンコニ
  凝り固まってしまうだろうし・・・。
  清潔そうで場所もうちから遠くないから悪くないかも。

  待機者数・・300人!!


書類がそろい次第、祖母の入所申し込みをしてくる予定。

でも、生きてるうちに順番は回ってくるのでしょうか^^;;


先週末のお祭りで次男君がすくって来た、いや、すくえなくて一匹貰って来た金魚ちゃん、少し元気が出てきたのかな?
うちへきた当初はあまり動かなかったのに良かったよかった♪
「いきものがかり」役はほっとして、今日も汲み置きの水を入れてやりました。


今日はばーちゃんの面会へ。
末っ子ちゃんは保育園へ預け、老人ホームの前にまずは市役所へ、高額医療の払い戻しの手続きをしにいった。
所定の書類に記入、判を押し、後は2ヵ月後の振込みを待つだけ。
2万なんぼは大きい。楽しみだ。

ついでだから、市役所の書類送付を老人ホーム宛ではなく、家族、今はメインの保護者の私宛にしてもらおうと受付で聞いてみる事にした。

高齢福祉課、介護保険課には郵便物の宛先をこちらにしてもらったが、各課で個々に手続きをしないと他の書類は住民票の住所に送られるという。


こちらとしては、老人ホームに入居中の祖母は認知症で書類が分からない事、
そのホームの職員が書留なども勝手に開封してしまったりと 役所の郵便物を預けるのはかなり不安であるとの事を伝えたのだが。

担当に当たった住民課のオニーチャン、はっきりと

「本人がたとえ書類を読めなくても、住民票の住所に送る」の一点張り。
しまいには、他の課がどういう理由でそういう事をやっているのか知らないが。なんて言いやがった。


なんかおかしくないか?

おいおい、同じ市の役所でしょ?
情報の共有、連携ってヤツはそんなに難しいのかねぇ~。

「だからお役所仕事は。」

出来る事なら 将来はこんな言葉を使わないシステムになってほしいものだ。


サクラがふくらんできたよ
画像は昨日行った公園で。
咲いたばかりの1本のサクラの木の下では 地元自治会のおじちゃんたちが花見をしていたよ。


老人ホームから電話が来た。
介護サービスで散歩というか、外出、気分転換を兼ねて週1回「お買い物」に連れって行ってもらう契約をしていたのだが、今日は本人が風邪引いてるから行かない、と言っているらしい。
様子を見て、明日にでも誘ってみますと言う事だった。

さて、行き先は近所のスーパーなのだが 実は前日に私が面会に行ったときに買い物をしていたから、用事が無いから行かない、という事なのだろうか。

風邪ってどんな調子なのだろう、と電話を切ってから考えた。
担当者の話しぶりでは大した事無い様子だったけれども。
きになるから明日でも℡してみよう。
年寄りだとこじらせると大変だもんね。



話はちがうけれどこのホーム、施設長の管理が行き届いていないというか、
先日は祖母宛に届いた書留を勝手に誰かが開封していたし(中身はキャッシュカードの暗証番号!!)
ケアマネとの契約であった週に1度の外出も、私がチェックして気が付くまで一度も連れて行っていなかった。
これはヘルパーさんの話では、”聞いていなかった”ようで・・・。


廊下に手すりも無いし、トイレに段差もある。
空きがある所を急いで決めたのを後悔する事も・・・。
病院の退院を受け入れ先が決まるまで延ばしてもらっていたからね。
でも、どこの施設でも一長一短かもしれないけれども。


今は本人が慣れてくれたのが救いで、少しずつ改善してもらうように話すしかないかな。



近況

2009年1月27日 BA-chan コメント (3)
近いうちにおばあちゃんは退院できそう。
ソーシャルワーカー、ケアマネさん達に相談に乗ってもらい、次の受け入れ先もみつけられました。
動かざる事岩の如し。
本人は未だに”頑なに!”拒否してるけど・・・。


軽い引越し、書類の整理や入院・老人ホームの入居金の準備。
やる事は沢山あるというのに、もらっちゃったんです、次男君が。

そう、インフルエンザ!!

隣の小学校では学校閉鎖にまでなっているんだもの、この感染力は困ったものだ。

でも、いつも忙しい時に限って熱出してくれるんだよなぁ・・
多分、いやきっと、末っ子ちゃんにも移るだろう。

今日は父が田舎から出てきてくれたので助かった。
ホームの手続きや打ち合わせがあったのだ。

手土産のケーキを、39度の熱があるのに意地で食べた次男くん。
動いてない胃にムリヤリ入れたもんだから、あとでキモチワルイ・・って言ってた(笑)。


ばーちゃんはさておき、早く良くなってね!

ふぅっ・・の日はお花に元気をもらう
午前中、末っ子君の通院先の耳鼻科で祖母から携帯へ電話が。
すぐ取ったつもりが切れてしまったので、何度か掛け直すがナシノツブテ。
いつもの事、でも先週の咳が気になりかけ続けたら、昼ごろようやく電話に出てくれた。

病院へ行こうとバス停まで行ったが、乗れなかったのか行き先が分からなかったのか、結局バスに乗らずに電話をしたと。

実は昨年秋ごろ通院先の病院で血圧が高くなっていて、外来のベッドで1時間ほど安静にさせられたのだが
それが別に自分は何とも無いのに足止めさせられた、と憤慨してそこの病院へ行くのを止めてしまったのだ。

今日行こうとしていたのは、B病院。

自分ではバスに乗ろうにもどこで降りれば分からないし、結局引き返したのだろう。



次男の園に延長保育を急きょお願いし、長男には鍵を秘密の場所に置いたとのメモを玄関に張った。
末っ子を連れて祖母宅に行くと、火事を恐れるばあちゃんは、たった一つの暖房器具”電熱ヒーター”も使わずに 寒い部屋で毛糸の帽子をかぶって布団に入っていた。
独り暮らしさせている自分の胸がきゅっと痛む。

咳がゼロゼロとひどいので、兎に角B病院へ連れて行く。

結果は喘息のようで、心疾患も疑われるので来週は心臓内科のある病院へ行くよう言われた。

吸入もしたから今夜は昨日より調子は良いかもしれないが、心配なのは7種類も出された薬の事。

前回の病院のは自分でよりすぐって飲んでいたのだ。適当に。

ちゃんと全部飲んでくれれば良いんだけど。


帰り際、子供の世話でどうしても手が回らない日もある。
いい加減、ヘルパーを入れてくれ、私はもう限界!
と本音をぶつけてしまった。

理解力の無い人に言っても仕方が無いんだけれど・・・・。

とりあえず、暫くは祖母宅に通う必要がありそう。大変だなぁ。



夜、午前中にお花屋さんで買った花をオアシスにアレンジしてみたが
イマイチ・・^^;;
気分転換にはなったけどね!
花の香りの玄関で 明日は元気にみんなを送り出したい。

10月1日。
昨日で次男くんの園の夏服は最後だった。
セーラー襟で可愛いあの姿も昨日で見納め。
来年ランドセル背負うようには見えない、小柄な彼は、机を買ってもらうのを楽しみにしている。



先日通院先の医院で血圧が高く、外来のベッドで横になっていた祖母。
あんな所に一人で寝かせられて、早く行ったのに帰りが遅くなりひどく迷惑したと。
自分が薬を飲まなかったせいで血圧が上昇し、危険な状態だったのが全く理解出来ない。
これは認知症の症状なのか、年齢からくる頑固さなのか、もうそんな事はどっちでも良いんだけど、通院さえしてくれれば。
そう、一人でいる時に倒れて寝たきり状態にでもなられたらお手上げだ。
自分もそんな姿になったらイヤでしょうに、自分だけは大丈夫だと信じきっているのだ。



あの医者は血圧が高いといっては薬代を取って、あげく時間ばっかり掛けさせてもう行くのはイヤだと。
もっと離れた所のB病院へ替えると言い張っている。
そこは車の通行量の多い幹線道路を倍の距離歩いた所にある。
しかも歩道にガードレールも無く、年寄りが杖を突きながらゆっくり歩いていくのはかなり困難だ。
送っていくから待っていて、と言う私が来るまで待てずに朝早く、家を出てしまう祖母はまた一人でB病院へ向かうだろう。
考えただけで恐ろしい。
祖母の軽い体がトラックに当たって宙を舞う姿を想像してしまった。


今日は本当だったら通院日。
行かないから来るな、と言っているが
とっても大きくて、重い岩を押し進める気持ちで行ってこよう。



上陸中

2008年9月20日 BA-chan
3時23分。
こちらは屋根の音が響くくらいの大雨。
風はそれほどでは無い様子です。

お彼岸に墓参りに連れて行けと言う祖母はきちんと薬を飲んでいるのだろうか。
生きてゴハンを食べているのかな。
昨日通院先で血圧が220あり、外来のベッドで横になっていた祖母。
当の本人は血圧が高いのがどれほど影響があるのか何度話しても流す。理解力が無いのか頑固なのか。もうそんなのどっちでも良くなったけど。


安静にしていても数値はそのまま下がらず、車で来ているなら今日は家で安静にしていましょうと言う事になった。
やはりというか、その日は(も?)血圧の薬を飲んでいなかったので帰宅してすぐに飲ませようとしたら、たったそれだけの事が出来なかった。
なぜあんなに拒むのか、それを理解しようとすると日が暮れるだけ。
最後にはこれを飲まないと帰らない、と無理やりだった。
それでも私の目を盗んで紙に包んで捨てようとする。

まったく・・。
この日は私のほうが血管が切れそうだったわ。
「クソババァ!」と言いたかったのに「クソジジィ!」と口がすべってしまったのには後で自分で笑ってしまった。


子供が待っているから早く帰れ、と送り出され、それはいいから横になっておいてと言っているのに車に向かってベランダから手を振ってくれた。


こんな祖母でも長生きして欲しいと思うのは 心底不思議だ。
家族って、血の繋がりって恐ろしい。





週に何度かの保育園、まだお別れの時に泣いちゃう末っ子ちゃん、後ろ髪引かれる様にバイバイしておばあちゃん宅へ向かった。
まだ1歳、ママが見えなくなるとしばらくして泣き止むらしいのが救い。

今日は通院日だった。
内科医からは話がわからなから家族に同席して欲しいと言われているのに、私の到着を待てないおばあちゃんは相変らず朝一番で受診している。
今日も薬局で薬を貰い終えていた。・・・意味無いんですけど・・・。

帰り道に一緒に買い物をして、家でごはんを食べた。
足元がよろよろしていて、立ち上がるのにもよろけている。
以前から気になっていたが介護用の手すり等のレンタルがあるそうで、今日は早めに引き上げて担当の老健施設に寄って聞いて見ることにした。

レンタルのカタログを見せてもらいながらおばあちゃんの話になり、担当者は今後の話をさりげなく、進めてくれた。

認知症がどこまで進んでいるか、テストのような物もある事。
他人(ヘルパー等)を受付られないのなら、老人ホームに入る(入れる)方法もある事。
ただ、老人ホームは完全自立した人が入居の条件があるので、認知症があると入居は厳しい事等。

今までも何度もこんな話はしているのだった。
彼女の意向を聞き入れていると今後の生活に危機感があるように思えるのは確か。
どうにか駒を進めることが出来るのだろうか。
取り合えず、一つ目の駒は、ケアマネと契約を交わすことだ。
いつもの事だが昨日も一昨日もおばあちゃんは電話を取ってくれない。
聞こえていないのか、無視しているのか、それとも・・。

次男君を園に送ってからベビーと慣れた道を車で走った。
ここの道路は丁度信号待ちの所に探偵社の広告看板が見える。

「●●探偵社  秘密厳守  女性探偵多数  悩む前にまずご相談を!」

女性探偵たちが黒い服でずらりと並んだ写真入りだ。
顔を堂々と見せておいて、どこが秘密厳守なのだろう。
仕事しづらいんじゃないかなぁ?
何かあってもここには頼むのやめとこ^^;;。

しばらく行くと一本向こうの道に黄色と黄緑色がぱっと明るく目に入った。
菜の花畑って見ていると心が和む。コートが要らなくなるのももうすぐ。

おばあちゃんは3度目のノックで出迎えてくれた。
元気だったらしい。
先日頼まれていた振込み等の用件を伝えた。
部屋が明るいと思ったら、照明が新しいものに変わっていた。
点かなくなったので、電気屋さんに電話したらすぐに交換してくらたよと、三万円したけど、と。
え〜!
お店で買えば五千円もし無さそうな照明器具、手数料入れても高すぎる!
年寄り相手のぼったくり料金か!?
私に電話するのも遠慮したのだろう。
もうちょっと頻繁に顔出してあげないとなぁ・・・。
先週から気になっていたのでおばあちゃん宅へ顔を出す事にした。
足取りは重い。ガソリンがまた値上げになりそうだったので、今のうちにといつもは帰りに入れるのに途中給油に寄った。
ドトールのカフェモカを一緒に頼んで呼吸を整える(なんて言ったらオーバーかな?)。とにかく気が重いから。
2円/ℓ引きだったけど1カップ分で帳消し、いや上乗せになっちゃった。

ベビーを抱っこしてドアをノックしても出てくる気配は無い。
合鍵で空けるとチェーンロックがしてあった。
今日は寒いからと、お昼寝してしまったのだろう。
なんどか携帯からコールしても起きないようなので、八百屋さんでお買い物をして家に帰った。

夕方やっと電話が繋がった。
木曜に病院へ一緒に行く約束をしていたのだが、明日が24日だと言い張っている。明日は22日の火曜日。果たして病院へ無事に行く事が出来るのだろうか。
先週からこんな感じで日にちの感覚が無くなっているのか分からなくなっているのか。どっちにしろ・・・。

そんな出来事を友人に話すと
「大丈夫なの?一人で暮らしてて。」
大丈夫じゃないよ。
でもどうすればいいの?頑として動かないこの老人を。
ありきたりのアドバイスは要らない。分かりきった事を出来ないこの状況、
ただ、話を聞いて受け入れてくれる人が欲しい。
スポンジのように心のモヤモヤを吸い取ってくれるなら、
次の日も頑張れるんだけどなぁ。

今日あったイイコト。
昔ながらのダミ声の八百屋さんで。
200円おまけしてくれた♪
今夜はみんなの好きな里芋煮て食べよう♪
朝から介護保険課からの電話が鳴った。
何か不手際でも?と思ったら、おばあちゃんのかかり付け医に診断書を依頼したのだが、本人に来院の意向を伝えに電話をしているのだが出ないそうだ。
家族と一緒に来て欲しいのだが、市役所から連絡して下さいとのことだったと。
個人情報なので電話番号を伝えられませんので・・そちらから連絡を取って頂けませんか、と言われた。

早速病院へ連絡を取り、外来のアポを取った。
さて、問題のおばあちゃんに電話。
いつも通り10回のコールでは出ない。
甘いな、Tクリニック。
うちのばーちゃんにTELするなら、これくらい忍耐強くないと話せないのだよ。
20回目くらいでやっと受話器を取った。
「これから寝るんだけど、なに!?」
「市役所から連絡があって、病院に一緒に行けって・・」
「病院は自分で行くからいい!!」

ガシャン!!

なんなのさっ!!
話くらい聞いてよ!
流石の私だって、気分が一気に悪くなる。
しかし今のばあちゃんにそんな事言っても無駄。
はぁ・・私だって好きでやってるんじゃないんだよって言いたくなるけどね。

改めて、もう15回コール。
なんとか来週一緒に通院する約束を取り付けた。
ちゃんと伝わっているかはアヤシイが。
今日はおばあちゃんの面接があり役所へ連れて行った。
もう何度目かの介護認定。
初めてのときよりも足腰は目に見えて衰えている。
そういえば、以前は杖が無くても大丈夫そうだったよな・・。
なんとか所定の手続きを終えて帰宅の途中、
「今日はありがとう。帰りのバス代200円あげるから。」
とハンカチに丁寧に包んで車内のジュースホルダーに置いてくれた。
バス代って。。
ガソリン代って言いたかったのかな。
要らないよ、大丈夫だから。と断ったけれども小さな子を連れて大変だっただろうに、と気持ちを置いていってくれた。
後で開くとやはり千円札が二枚。
おばあちゃんの暖かい気持ちが嬉しいのと、今後の事の迷いで涙腺がちょっと緩む。

帰り道。ガソリンも無かったし、一呼吸してから家に戻りたかった私はドトールと一緒になったスタンドへ寄って見た。
セルフなんだけど、初めて入ったその店はガソリンの油種選択とかの液晶画面でコーヒーまで注文できるようになっていてビックリ!
最近のお店ってこうなってるんだぁ!!
満タンにした後、出てきたレシートをお店のレジで見せるとコーヒーとサンドは既に渡すばかりに用意されていてまたまたビックリしたのだった。

アイスカフェモカを飲んで、頭の中をリセット。
成る様にしか成らないし、考えすぎても前に進めない。
ぼちぼち行こう!

傾聴

2007年10月25日 BA-chan コメント (3)
おばあちゃんと話していると、上手く(訳のわからない話を)聞き流せる余裕が無く、帰宅してから反省する日も多い。
あるきっかけで目に留まった”傾聴”のコツを知りたくてこの本を手に取った。
ボランティアで聞き役をしている人達がいると知ったのは最近の事。忍耐力の要る仕事なのでしょう。行動されている方達には 頭が下がります。

要は普通の会話術でも使えそうな事なのだが、自分を出さずに相手を否定せずに、話している話したい事を聞いてあげること。相手をすっきりとさせてあげる事。
普段の会話でも”私は、私は〜〜〜”を抑えてるのはある程度は必要。
それを聞き役に徹すれば良いのね。うんうん。
もうちょっと頑張れそうな気持ちになってきた!
雨で子供の運動会は延期。
明日も怪しいし、また持ち越しか・・?

弟から連絡があり、おばあちゃんがTVが壊れた、と電話してきたらしい。
家のTVを持って行って交換してくれたと。
いつもありがとう・・・。
それから何故か金が無い、金が無い、と言うので1万円を渡したら素直に受け取ったんだって。
今までそんな事あったかな。
先々週は私にガソリン代だ、とお札を渡して返しても受け取らなかったのに。
今度会ったときに弟にお金を返してあげよう。

今まででもヒヤヒヤしながら見守ってきた、おばあちゃんの独り暮らし。
何かあるごとに私は施設の検索をネットで始める。
入所可能な所で環境が良さそうな所をクリックしてみる。
お金の問題もあるし。何をするにもお金が掛かる。入所の費用をおばあちゃんは自分から出してくれるのだろうか。
その前に本人をどうやって入居させるかだ。
7歳から1歳の幼子を連れて私がどれだけ動けるのかも頭を重くさせる一因だ。

なんて、これはいつも何かあるごとに頭の中で考えている事。
実行に移せるときはいつだろうか。

認定

2007年7月6日 BA-chan
約束の日にちにおばあちゃんを訪ねた。
事前に電話で”今日は市役所に介護保険の更新に行くから”と言っておこうか・・とも思ったけれども、そんな事話したら電話口で「お前の言いなりにはならない!金ばかり使わせて!」と怒り出しそうで止めておいた。
何度ピンポンしても出てこない。
裏へ回ると、ベランダで洗濯物を干していた。
更に耳が遠くなってきているようだ。
外から声を掛け、開けてもらった。

今日の予定を話すとまたぐずぐずと言い出し、それでも出かける支度を始めたおばあちゃん。
介護福祉課と約束した10時半はとうに過ぎて、家を出たのが11時。
遅刻した事を侘び、なんとか手続きを済ませられた。

今回は要介護1だった介護認定が、自立になってしまいそうだ。
前回は私がいかに日常生活でおかしな行動があるか、とか家族が大変な事を話したから、担当者が気を利かせてくれたのだろうか。
家も訪問して玄関先で奇妙な応対もされていたし。
認知症の人は他人の前ではよそ行きの顔をする。
しっかりしているように見られてしまう。
う〜ん、もっと押した方が良かったかな。後で後悔。
この経験を次回へ繋げよう。


夜。
ダンナは仕事のイライラを抱えて帰宅。
大変なのは分かるけど。当たるのは止めて欲しい。
今日は私も聞いてもらいたい事が沢山あったのに。タイミングが悪いなぁ。
こんな日は、上手に受け止めてあげられない。
タメ息100回つくくらいなら、早く寝て。そう思ってしまう。

曇り空

2006年7月25日 BA-chan
このすっきりしない天気は来週まで続くのだろうか。
早くお布団干したいなぁ!

先日おばあちゃんから電話があり、それとなく曾孫の顔が見たそうだったので ちょこっと顔を出してきた。
行くと「ウルサイ!近所に迷惑!」と年寄り独特なしかめっ面を見せるのだけれども やはり子供は可愛いんだろう。

いつも通り先の事を話しても平行線なので、今日は世間話をして長居は無用、と早々に帰った。
子供達を煩がられるまま部屋にいるのは耐え難い。
近隣の方達にも独り暮らしを疑問に思われるおばあちゃんなのだが、何かもう一山越えるキッカケが無いと施設へ移るのは不可能だろう。
今のまま、自分が好きなこの部屋で環境を変えずに暮らして行くのは彼女にとって幸せなんだろうな。
ここで独りで死ぬまで居る、と話すのは半分以上は本気なのかもしれない。

独りで急に発作でも起こしてポックリ逝っちゃったらどうするの?と心配する私に弟は
「それでも おばあちゃん的には幸せなんじゃないのか。訳わかんない病院みたいな所で暮らすよりは。」と言う。
何かと気を揉む私は”母を宜しくお願いします”と一文に託して先に逝った母を恨めしく思ったりもする。
死んだ人を責めても仕方無いのにね。
今の所は大した病も無いのがせめてのも救い。
どういう形であれ、長生きして欲しいと願うのは家族の我侭なのかな。

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