旅先でバッグに入れていった一冊。
独り暮らしをする視力障害者の女性と、彼女の家に密かに潜り込む殺人事件の容疑者の男との物語。

淋しさを抱えている二人が、距離を保ちながら触れ合っていく。
少しづつだけれども外へ歩みだせそうな二人の進展が、心地よかった。
ただちょっとだけ気になったのは、子供時代の二人が同じ形のいじめ(タチの悪いイタズラ?)を受けていたこと。これってそんなに良くある事かな?
う〜ん作者さん、ここは捻りがなかったのは残念。

続きが気になって私にしては珍しく、二晩で読破してしまった。
(家事の時間が無く、夜たっぷりと自分の時間を持てたのもある。)
ラストの彼が彼女に温かく話しかけるシーンがとても良かった。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索